「本のレビューが気になりすぎる」アダルトチルドレンのあなたへ

こんにちは!自己肯定感をはぐくむカウンセラーAYAです。
今日は、「本のレビューが気になりすぎる、アダルトチルドレンのあなた」へ向けた記事です。

ちょっと、いやかなりニッチでしょうか…?

「???」
となっている方、いらっしゃるかもしれません…。


実は、私自身がそうだったんです!
そして、以下の内容を詳しくお話していくうちに、クライアント様や周りの人から、
「あぁ、そういえば私もありますね、似たようなこと…」
と共感していただくことも多いです。

頼れる存在。でも、頼りすぎると…


本のレビューって、参考になりますよね!
気になる本を読む前に、レビューで評判やあらすじをチェックする。
他の読者の意見を知ることで、理解を深めたり、新しい気づきを得る。
とても便利で、身近で、頼れる味方です。

でも、気にし過ぎてしまう場合、レビューに頼りすぎて、自分の感情や考えを見失ってしまうことがあるんです。

実は、アダルトチルドレン(AC)の特徴の一つとして、

孤独を和らげたい、回避したいという目的のために、自分と似た経験や感情を持つ人々とのつながり、共感を求める」(※)
という特徴があります

無意識のうちに、自分に似た人を探し、安心したい、という欲求です。

そのため、アダルトチルドレンの方で、本のレビューが気になりすぎる場合は、他人のレビューを読むことで、
「自分と似た経験や感情を持つ人々がいることを確認して、ほっとしたい、安心したい」
という無意識の目的を持っていることが考えられます。

そうなってしまうと、ちょっと注意が必要かもしれません。

本を読むのは、なんのため?

なぜなら、他人のレビューを過剰に参考にすることで、自分の感想や考えを持つことが難しくなるからです。
せっかく本を読んだのに、その結果が「他人の意見を気にして、自分の意見と答え合わせをすること」になってしまっては、本来の読書の楽しみや目的が薄れてしまいますよね。

例えば、「この本面白そう」と手に取った本が、今のあなたには、合わなかったとします。

そんなとき、読み終わって、他の人の感想や考えをチェックするより前に、まず自分の感想や考えを書き出してみましょう
どんなところが、「合わない」と感じたのか?
違和感を持った部分は?
その反対に、共感できると思ったところを一か所あげるとしたら?
など、自由に書いてみましょう。
簡単に、箇条書きでも構いません。他に誰も、読む人はいないのですから。

その本を読んでいた時間、その時に感じたこと、考えたこと、思ったことは、あなただけの大切な宝物です。

自信がなくても、拙いと思っても、それがあなたの意見であり、あなたらしさです。
「そう思ったんだね」
「そうだよね」
「よく書けたね」
と、書けた自分に優しく声をかけ、たくさん褒めてあげてくださいね。

恐らく、心の深いところで、確かな充足を感じられるはずです。
これは、本の内容をどれだけ理解したか、どれだけ有益な情報をインプットできたか、ということとは、まったく別の話です。

しかし、自分の意見を言語化し、しっかり受け止めてあげる前に、他人の意見をインプットしてしまうと、せっかく読んだ内容や、あなたが感じた感想は、簡単に上書きされてしまいます。
レビューを読むのは、その後で全然遅くはありません!
それどころか、自分の意見をしっかりと持つことができたあなたは、本を読む前と比べ、明らかに「自分」について知ることが出来ています。

本を読む目的は、読む人や状況によってたくさんの目的があり、正解はありません。
私個人の考えでは、どんな本でも、自己理解や、内面の成長を感じられることを、読書の目的の一つとしています。
そのうえで自分と他人の意見を比較することで、新しい視点を得たり、バランスの取れた視点を持つことができるようになったかもしれません。
アダルトチルドレンを克服し、時間がたった今、そんな風に思っています。

本を読むのも、あなたらしく!

本のレビューは、素晴らしい情報源ですが、依存しすぎないことも大切です。

気にしすぎてしまうと、レビューに頼りすぎて、自分の感情や考えを見失ってしまうことがあります。

自己理解を深めるためには、まずはなにより先に自分の意見を表現し、しっかり耳を傾けることが大切です。

自分自身の感想や考え、直感を大切に、あなただけの素敵な読書体験をお楽しみくださいね!


※「孤独を和らげたい、回避したいという目的のために、自分と似た経験や感情を持つ人々とのつながり、共感を求めるについて、カウンセラーより一言

カウンセリングを通して自己肯定感が育まれることで、そうした欲求は自然と解消されていきます。ふっと気になった、という方は、お気軽にお試しカウンセリングでお尋ねくださいね。